2015年7月3日午後2時40分〜午後3時半ごろ 京都市山科区勧修寺仁王堂町の勧修寺 
地名は「かんしゅうじ」 寺名は「かじゅうじ」と読みます

藤原高藤は山科のこのあたりに鷹狩りに出かけ、嵐にあって館に一夜の宿をもとめました。
その夜、館主の娘と情を交わし、必ず迎えにくると言い残して都にもどった高藤は、山科行きの機会を逸して6年後
山科を訪ねると、娘は5歳くらいの女子と一緒でした。高藤の子です。
 
高藤が都へ伴ったその子が藤原胤子=醍醐天皇の母。醍醐天皇は母の生まれた館に勧修寺を建立したのです。
 
 
 
勧修寺型灯籠
勧修寺型灯籠
ハイビャクシン
ハイビャクシン
書院前庭のハイビャクシンと石灯籠。灯籠の頭がチョコンと見えています。
 
 
勧修寺の名の由来は「勧学修身」からともいわれています。
 
 
青もみじ&ガクアジサイ
青もみじ&ガクアジサイ
グリーンとブルーが梅雨のうっとおしさを晴らしてくれるかのようです。
 
 
この方
この方
この方も梅雨の重い気分を晴らしてくれます。
 
 
ガクアジサイ
ガクアジサイ
勧修寺のアジサイの色はブルーで統一されていました。
花の細胞にあるアントシアン色素は、鉄やアルミニウムが加わると青色になります。
 
土壌を酸性にすると、土中にアルミニウム成分が溶出し、吸収されるのでアジサイは青色に変化。
そうした原理を用いて、アジサイをブルーに統一するのです。
 
 
うるし
うるし
うるしの実がなっていました。「木にふれないでください」と注意書きが掲げられていました。
 
 
 
半夏生
半夏生
半夏生(はんげしょう)は建仁寺両足院のものが名を知られています。毎年6月中旬〜7月中旬に葉が徐々に白くなり、
ついには葉全体に雪が積もったような状態となります。
 
半夏生の花は穂状で咲き、花期は6月上旬〜8月上旬。半夏生(暦日)は夏至から11日目ということです。半夏生はドクダミ科。
 
 
ハス
ハス
スイレンの花はほぼ終わっており、ハスの花が咲いていました。
 
スイレンもハスも朝の光を浴びながら花びらを開き、昼過ぎには閉じます。共に4日の命しかなく、
特にスイレンは枯れた姿を見せることなく水中に沈んでしまうのです。
 
 
ハス
ハス
氷地園
氷地園
勧修寺の庭は氷地園と呼ばれ、、氷室の池を中心に造られています。
平安期、毎年1月2日に池に張った氷を宮中に献上、氷の厚さによって一年の豊凶を占ったそうです。
 
 
コサギとアオサギ
コサギとアオサギ
シラサギ(白鷺)という名のサギはいません。コサギ、ダイサギなどのなかで白いものがシラサギと呼ばれています。
 
 
サギ
サギ
サギ
サギ
サギ
サギ