2014年5月1日午後3時半〜午後5時 シャクナゲの室生寺
太鼓橋
太鼓橋
 
 
太鼓橋
太鼓橋
 
右上の駐車場で料金を支払ったとき、受付にいた70代の女性が、「56年ここに住んでるけど、こんなにきれいなシャクナゲは
見たことがない」と言った。帰りがけ、太鼓橋に閉門の木戸をかけていた室生寺の女性従業員(50代後半)は、
「室生寺に15年勤めていますが、ことしは信じられないほど花の量が多く、いままでで一番きれい」と言っていた。
 
京都北山・小出石〜天ヶ岳間の石楠花尾根を歩いた「ハイキングクラブやまなみ」のメンバーも「ことしは20年に一度のシャクナゲ
の当たり年」かもしれませんと言っている。いくつかの感想から鑑みると、今後20〜30年これほどの咲きっぷりは見られない。
 
室生川の西
室生川の西
 
 
太鼓橋のたもと
太鼓橋のたもと
 
 
「本坊」の南側 「慶雲殿」前
「本坊」の南側 「慶雲殿」前
 
 
表門
表門
 
 
慶雲殿の前
慶雲殿の前
 
 
護摩堂の北
護摩堂の北
 
斜面に沿って駆け上がるかのごとくシャクナゲの群生が繁茂している。
 
仁王門
仁王門
 
仁王門と室生川の間から撮影。
 
鎧坂と金堂
鎧坂と金堂
 
鎧坂の石段は南から北への上りとなっている。
適度な勾配と広がりぐあい、すこし丸みをおびた石、配列の妙味。鎧坂の魅力。
 
鎧坂と金堂
鎧坂と金堂
 
 
金堂
金堂
 
 
金堂
金堂
 
 
金堂とハナズオウ(花蘇芳)
金堂とハナズオウ(花蘇芳)
 
左のやや紫がかったピンクの花は花蘇芳(ハナズオウ)。
 
金堂裏
金堂裏
 
 
金堂 花蘇芳 石楠花 
金堂 花蘇芳 石楠花 
 
 
弥勒堂
弥勒堂
 
 
弥勒堂と花蘇芳
弥勒堂と花蘇芳
 
室生寺は石段から金堂や弥勒堂、本堂の屋根を見ることができる。それはつまり柿葺(金堂と弥勒堂)、檜皮葺(本堂)の違いを
識別できるということである。柿葺は簡素で美しいが耐用年数は短い。室生寺で各堂の屋根全体と木肌を見る。ステキだ。
 
花蘇芳 弥勒堂
花蘇芳 弥勒堂
 
 
金堂
金堂
 
後ろ姿の女性、五重塔が西日に照り返る光景をしばらく眺めていた。そして誰かに話したそうな顔をした。
そうなのだ、五重塔が輝くすがたを見た人はみな、感動を誰かに伝えたいという表情をしていたのだ。
 
金堂
金堂
 
 
金堂
金堂
 
 
金堂
金堂
金堂から本堂への石段
金堂から本堂への石段
 
 
 
 
本堂
本堂
 
 
本堂
本堂
 
 
修円僧都廟
修円僧都廟
 
修円(しゅえん 771−835)は805年、最澄から灌頂を受け、812年に興福寺別当となる。
室生寺に入山後、五重塔、金堂を造営したと伝わる。
 
空海が最澄に宛てた書簡「風信帖」に、空海、最澄、修円(推定)が会して仏法を研究しようとしたと記されている。
 
五重塔 花蘇芳 石楠花
五重塔 花蘇芳 石楠花
 
 
 
 
 
 
五重塔
五重塔
 
 
五重塔
五重塔
 
 
五重塔
五重塔
 
これから先は五重塔石段を上り下りする人の動きと時間の推移、塔に当たる陽光の微妙な変化を並べてみました。(画面左が西)
 
五重塔
五重塔
 
 
 
 
 
 
 
荘厳とは何か。西に沈もうとする太陽の名残に照り返り、燦然とかがやく五重塔のことではなかったろうか。
 
 
午後3時半過ぎとは如実に異なる五重塔の色と佇まい。空の表情が変われば地上の表情も変わる。
刻々と変化する風景。一瞬の変化にそなえ、これはと思う表情と色を切り取る楽しみ。
 
 
 
 
屋内にいるより外にいるほうが、外に出て遊ぶほうが楽しい。10倍は楽しいのではないだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
残った人たちはみとれている、陽光に照り返る五重塔の美しさに、そしてシャクナゲに。
カメラを構えて待つ。一瞬の最適な光の当たりぐあいと空気の色をとらえるまで。
 
 
午後5時の閉門まぎわまで名残を惜しむように五重塔とシャクナゲをながめていました。これからいいところなのに。
 
午後6時をすこし回ったころ五重塔は濃い黄金色にかがやき、暗くなるにつれシャクナゲは幻想的な色になるのです。