2014年9月26日午後 みごろを過ぎた萩をみにいきました ついでに梨木神社から徒歩18分の常林寺の萩もみました
 
梨木神社は京都御苑の東隣 寺町通に面し 千株ともいわれる萩の名所で 毎年9月中旬には句会がおこなわれます
京都三名水のひとつ「染井の水」が境内にあり 持ち帰り自由ということで近隣から水をくみにくる人も
 
山上憶良の「萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」の歌は秋の七草として現在に伝わっています
七草のなかでも萩は万葉の筆頭花 万葉集に141首の萩が詠まれています

 
 梨木神社は明治18年に造営

 
 萩の花は可憐でひ弱なイメージ
 
 みごろを過ぎてしおれているから
 元気がなく いっそうひ弱なイメージ

 
 萩の花は寂しげなイメージ

 
 美術工芸の分野で萩の花を
 ちりばめた蒔絵 螺鈿(らでん)
 友禅染などは高級感をもたらす

 
 花札の7月の意匠はハギとイノシシ
 
 「しら露もこぼさぬ萩のうねりかな」
 
 芭蕉の句から萩の群生繁茂のようす
 がうかがえる
 

 
 句会はここでおこなわれる 
 
 白い萩もいいものです

 
 萩の新芽は萩茶にして飲むという
 
 花に較べると葉はりゅうとして健やか

 
 マメ科の萩の茎葉は家畜の飼料

 
 萩の花を使って萩染をする
 
 萩のサヤをとっておいて
 粉にして粟とまぜて餅にして食べた
 
 おはぎの由来はそこにある

 
 秋風は涼しくなりぬ馬とめて
 いざ野に行かん萩が花見に
 
     大伴家持

 
 常林寺の前は賀茂川沿いの川端通
 
 出町柳駅から至近距離

 
 常林寺

 
 常林寺

 
 常林寺

 
 常林寺

 
 常林寺 ここもみごろはすぎていた