2016年12月2日午後4時過ぎ〜午後5時 京都市左京区下鴨宮河町(下鴨神社のすぐ南)にある旧三井家下鴨別邸を見学してきました。
旧三井家門前に着いたのは午後3時半ごろだったのですが、門前で約40分待ち(入場制限のため60人ほどの行列)、入場後テントの下で
20分待ち、最後は主屋2階座敷で15分ほど待ち、最初の見学場所・3階望楼に上がるまで1時間以上待たされたからです。
 
京都市観光協会のパンフレットによると、「三井家11家共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の三井八郎右衛門高棟(たかみね)
によって建てられました。明治42年、三井家の祖霊社・顕名霊社(あきなれいしゃ)が置かれ、その参拝の際の休息所とするため
大正14年(1925)に建築されたのが現在の旧邸です。建物自体は木屋町三条にあった三井家木屋町別邸が主屋として移築されました。
 
昭和24年(1949)に国に譲渡され、昭和26年〜平成19年には京都家庭裁判所の所長宿舎に供されていたものを、平成23年に
【明治期から大正期にわたる大規模別邸の保存状態が良く、歴史的価値も高いということで重要文化財に指定された】といいます」
 
旧三井家下鴨別邸のみどころは3階の望楼ということですが、築年数が古く、重量に耐えがたいという理由で一度に上がる人数は12人と
制限されています。しかも2−3階は11月19日から12月4日まで2週間のみ一般公開となっており、そしてまた、ことし10月1日より初めて
一般公開が開始されたこともあり、初年度の本年はかなりの人出(11月19日からの2週間)だったようです。
 
3階望楼からの見晴らし(比叡山、大文字焼の東山)といっても、比叡と東山の前にけっこう高くて
大きいマンション群があって、すかっとしたものではなく、望楼の見学時間も数分(1時間以上待たされた割には短い)であり、
望楼「火の見やぐら」からの撮影は禁止ということもあって、これはと思える見学とは言い難かった。翌年以降2階、3階の見学も
重要文化財の金看板のあるために見学者の希望がかなえられるとは思えず、さて、どうなるのでしょうか。




玄関棟と主屋 裏側
玄関棟と主屋 裏側

主屋2階&テント
主屋2階&テント

主屋2階から庭をのぞむ
主屋2階から庭をのぞむ

主屋2階から  刻々と人が入れ替わる
主屋2階から  刻々と人が入れ替わる

主屋2階で待っているあいだに下の庭を撮る
主屋2階で待っているあいだに下の庭を撮る

主屋2階からオオイチョウを撮る
主屋2階からオオイチョウを撮る

主屋2階から玄関棟の屋根をのぞむ
主屋2階から玄関棟の屋根をのぞむ

主屋1階 やっと平場見学を開始する
主屋1階 やっと平場見学を開始する

平場の庭と茶室(左)
平場の庭と茶室(左)


主屋1階
主屋1階

主屋1階
主屋1階

主屋  左側は玄関棟 3階望楼への階段は急勾配で極端に狭くハシゴ同然
主屋  左側は玄関棟 3階望楼への階段は急勾配で極端に狭くハシゴ同然

3階望楼は3畳少々 かつては火の見やぐらだったのでは
3階望楼は3畳少々 かつては火の見やぐらだったのでは

主屋と茶室(右側 非公開)
主屋と茶室(右側 非公開)

主屋と茶室
主屋と茶室

主屋(右)と玄関棟(左)  3階の望楼は火の見やぐらにみえます
主屋(右)と玄関棟(左)  3階の望楼は火の見やぐらにみえます

旧三井家の門  行列も消えて閉門まぎわの午後4時59分
旧三井家の門  行列も消えて閉門まぎわの午後4時59分


鳥居は ここからが下鴨神社の始まりであるかのごとし
鳥居は ここからが下鴨神社の始まりであるかのごとし

今回の見学で最も収穫のあったもみじ 旧三井家塀外の道路から撮る
今回の見学で最も収穫のあったもみじ 旧三井家塀外の道路から撮る